アウトソーシングについて

 アウトソーシングとは、組織内部で行っていたビジネスプロセスを独立した外部組織からサービスとして購入することをいいます。日本語に言い換えますと「外部委託」というようなことを意味します。

 

 会社を設立したばかりのベンチャー企業などは、そのほとんどが中小企業に該当します。資金や人材に余裕があるという中小企業はマレでしょうし、その資金や人材は創業した目的である主業務に集中させたいと思うことでしょう。しかし、会社を設立すると、少なからず主業務ではない間接的な業務が発生します。会社である以上、間接的な業務にも対応していかなければなりませんので、最低限の業務機能が必要とされます。

 

 例をあげると、日々の売上や経費を管理する経理業務、利益に対する税務の業務、従業員の賃金を計算する給与計算業務・社会保険や雇用保険の手続き業務などです。これらの間接的な業務が発生するからといって、すべての業務に人員を割くことができないのが会社を設立したばかりの企業です。そこで、時と場合に応じて利用するのがアウトソーシングです。

 

 アウトソーシングの効果は、まず、先程の主業務に資金や人材を集中させることができる点があげられます。製品開発や営業、販売といった主業務に注力することができ、企業の競争力を強化させることが期待できます。次に、コスト削減効果があげられます。間接的な業務をアウトソースすることにより経理や税務、給与計算、社会保険雇用保険手続き専属の社員を雇う必要がなくなりますので、大幅に人件費をカットすることが期待できます。そして最後に、専門性を活用できる効果があげられます。税務・労務に関する法律や規定は頻繁に改定されますし、正確な所得税の計算、残業代の計算、適正な手続きなどは普段やったことがない人には困難なもので、専門的な知識や経験を要します。これらをアウトソースすれば、専門性に基づいたしっかりとした業務を行ってもらえます。

 

 経理や税務は税理士さん、給与計算は給与計算代行会社さん・税理士さん・社会保険労務士さん、社会保険・雇用保険の手続きは社会保険労務士さんが専門性をもって業務にあたっています。給与計算の代行についてですが、税金のプロである税理士さんは所得税の計算が得意ではありますが、そもそも社会保険料の設定を間違うこともあり(所得税は給与の総支給額から非課税なものと社会保険料を引いた課税対象額をもとに計算されるため社会保険料の設定を間違ってしまうと正確な所得税は計算できません)、やりたがらない先生もいらっしゃいます。私見ですが、1人~5人程度の従業員数であれば、他の業務に付随してサービスあるいは高くても月額1万円位で代行している税理士さんにおまかせするのがよいのかなぁと思います。給与計算代行会社さんは給与計算のシステムには強いかもしれませんが専門的知識のないパートさんがマニュアルどおりに運用していてイレギュラーなことに対応できずミスが多いという会社もありますのでしっかりと良い会社を見定める必要があるかと思います。また、給与計算代行会社さんは社会保険料の設定をするための社会保険・雇用保険の手続き自体は行うことができません。300人位までの従業員数であれば、社労士さんにおまかせするのが一番いいのかなぁと思いますが300人を超えてくると社労士さんの事務所のシステムでは対応し辛くなってくるという話も聞きます。最近では給与計算代行会社に社労士さんの事務所を併設しているところや、その反対に社労士さんの事務所に給与計算代行会社を併設しているところも出てきていますのでそれぞれの会社の状況に応じて選択しやすくはなってきています。

 

 これら代表的な業務ばかりではなく、最近では文具などの間接資材の発注や管理、ホームページの作成や管理、施設や設備の管理、コールセンター等のバックオフィスなど様々な業務をアウトソースできます。会社の規模等に応じて、どの業務をアウトソースするかを選べる時代になってきています。

 

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